リワーク(復職支援プログラム)とは?

リワーク(復職支援プログラム)とは、うつ病などの精神疾患で休職中の人の復職を目的としたリハビリプログラムです。

就労定着支援の対象者

リワークでは、単に復職することだけではなく、復職後も長く働き続けることを目的としています。復職に向けて体調や生活リズムを整えることに加えて、復職後のストレスに対処するためのセルフケアや、対人スキルを身につけていくプログラムもあります。
復職に大切な再発・再休職の防止だけでなく、復帰後に自分らしく働くためのスキルを身につけ、自信を持って職場に復帰できるようサポートしています。

ひとりひとりに合わせたリワーク

復職までの期間や課題はひとりひとり異なります。希望に合わせて通所ペースや訓練内容を個別に計画することができます。訓練期間中は支援者が企業担当者や主治医と連携し、復職までのサポートを行います。
基礎体力を回復させ、生活リズムを安定させることで、少しずつ仕事ができる状態に戻していきます。復職をしても再発・再休職しないように、ストレスへの対処法などを学び、また、仕事に復帰するために必要な知識やスキルを、もう一度身につけるための訓練もFITIMEでは可能です。

利用料金

前年度の世帯所得に応じて変動
※就労移行支援と同様(自己負担は1割、残りの9割は自治体負担)
※就労先企業の負担はなし

リワーク(復職支援プログラム)を利用するメリット

自己理解が深まる

復職までの期間や課題はひとりひとり異なります。希望に合わせて通所ペースや訓練内容を個別に計画することができます。訓練期間中は支援者が企業担当者や主治医と連携し、復職までのサポートを行います。
基礎体力を回復させ、生活リズムを安定させることで、少しずつ仕事ができる状態に戻していきます。復職をしても再発・再休職しないように、ストレスへの対処法などを学び、また、仕事に復帰するために必要な知識やスキルを、もう一度身につけるための訓練もFITIMEでは可能です。

復職に向けた支援が受けられる

リワークでは、自己理解を深めることに加え、職場復帰に必要なサポートを受けることができます。通所することで、基礎体力を回復させていき、生活リズムを整えることも重要です。
FITIMEでは、仕事に近い内容の模擬業務や軽作業の訓練プログラムがあります。休職期間、仕事から離れていると、以前と同じように仕事ができるか不安になると思います。訓練プログラムに参加することで、以前のスキルを取り戻すことができます。
また、グループワークや普段の会話が、コミュニケーションの練習にもなります。

復職後の再発・再休職の防止につながる

リワークのプログラムの中には、ストレスに対する対処法を学ぶことができるものがあります。
リワークで準備を整えて復職したとしても、仕事をする上ではストレスを避けて通ることはできません。
そのため、復職する前に、リワークでストレスに対する対処法を身につけることは、再発・再休職の予防に繋がります。
また、FITIMEでは、復職後の定着支援を受けることができます。
定着支援では、復職後の困りごとを定着支援員に相談することができます。
定着支援員は、企業の担当者とも協力しながら、長く働き続けられるようにサポートします。

復職時期の相談ができる

復職準備をしていると「もう復職しても大丈夫だろうか?」「また以前のように仕事ができるのだろうか?」と不安になることがあります。
FITIMEでは、サービス管理責任者や支援員が一緒に復職に向けた計画を立て、状態を確認しながらサポートします。
自分自身では大丈夫だと思っても、客観的にみると、もう少し準備が必要なこともあります。継続してプログラムに参加することで、自分の体力の状態についても知ることができます。
支援員が主治医や雇用企業、産業医と連携して、復帰時期を相談していくことが可能です。

よくある質問

利用条件はありますか?

休職期間中の方で、以下①~③の条件を満たす場合にご利用可能です。
①休職者を雇用する企業・地域の就労支援機関及び医療機関がリワーク(復職支援)が困難である場合
②ご本人が復職を希望し、企業及び主治医が復職に関する支援を受けて復職することが適当と判断している場合
③就労系障害福祉サービスを実施することにより効果的に復職につながると行政(本人がお住まいの市区町村)が判断した場合

交通費は出ますか?

FITIMEでは、独自に自宅から事業所までの交通費助成(上限15,000円)を行っています。
障害福祉サービス受給者証が発行され、かつ利用条件を満たされた方が対象です。
各市区町村によって交通費の補助出る場合がありますので、交通費助成を受給されている方は対象外となります。
詳しくは、各事業所までお問い合わせ下さい。

週に何日ぐらい通うのでしょうか?

生活リズムを整える上では週4~5日通所することが一般的ですが、ご自宅から外に出ることから始められる方もいらっしゃいます。
最初は週1~2日程度から、体力やメンタルの調子に合わせて無理のない通所頻度でスタートできます。

利用できる最大の期間はどれくらいですか?

利用期間としては、原則最長24か月(2年)となります。
24ヶ月を超えて利用するには、お住いの市区町村に申請し、審査を経て必要性が認められた場合に限ります。

利用料金はどれくらいですか?

前年度の収入の状況により、無料でご利用頂ける場合と自己負担が発生する場合があります。
自己負担の上限金額は、前年度の住民税に応じて月額0円/9,300円/37,200円の3区分が設定されています。
前年度の世帯にかかった所得に応じた金額となります。
ご自身の利用料がいくらになるかは、市区町村の障害福祉課へお問い合わせください。

医療リワークとの違いは何ですか?

医療リワークは、精神科や心療内科の医療機関によって行なわれており、うつ病などで休職中の方のうち、復職意欲のある方が対象です。
リワーク期間は休職者の体調やプログラムによって異なり、数ヶ月~1年以上と幅があります。
リワークを実施している医療機関は限られており、通院先と主治医の変更が必要になる場合があります。

職業センターとの違いは何ですか?

各県に設置されている地域障害者職業センターが職場復帰支援(リワーク支援)の名称で実施しています。
休職者ご本人と雇用主、主治医、三者の合意後12~16週の職業リハビリテーションを実施します。
雇用保険財源事業のため、公務員は利用できません。
また、無料のため希望者が多く、利用まで数ヶ月間待機しなければならない場合もあります。

復職が決まったあとの相談はできますか?

はい、リワークを利用いただいて就職された方には、6ヵ月の職場定着支援があります。
7か月以降については、ご希望に応じて3年間の就労定着支援でサポートができますので、就職後のお悩みや困りごとをご相談ください。